虫に鳥にも

読んだもの、見聞きしたものの記録に。

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 ここ数カ月、記録係として企画会議に出席するようになった。発言は求められず、ストレスや緊張もない。ただ、2時間の会議が月に2~4回の頻度でスケジュールに入ってくるし、それぞれに1時間のまとめ作業が付随するので、邪魔だなとは思う。1週間の仕事時間の10分の1程度を占めるわけだから、決して少ない割合ではないが、いまのところ、他の仕事に影響を与えるほどではない。

 会議に出席するようになってわかったことは、何も不毛な話し合いをしているわけではないということ。事態が紛糾してうんざりすることもあるが、発言者それぞれの着眼点もわかるし、もっともな意見だとも感じる。やけに指摘が細かい人もいる。ずれた回答を返す人もいる。私からすればお互い話が噛み合っていないようにみえるのに、当人らはさも噛み合っているかのように会話を続けるので、混乱することもある。私は事態を見守り、会議録でフォローする。

 論点がばらつき、要領を得ず、ふわっとした発言すらある会議の内容を、私はよくまとめていると思う。時々、自分の会議録を読み返しては感心している。誰もほめてくれないのが不思議なくらいだったが、先日、出席者の1人が何かの折に「よくやってくれている」と言ってくれた。そうでしょうとも。過去の会議録とは彼我の差がある。しかも回を追うごとにうまくなる。私は日ごろ、「読む」仕事がほとんどで、こういう「書く」仕事が多少なりとも入ってくるのは、技術的にもいいことかもしれない。